解体跡地をオープンガーデンに
能登半島地震から7ヶ月が経過した頃、私たちは被災地の状況を見て「そろそろ本格的に復興へ向けた行動を始めなければならない」と強く感じました。ただ単に復旧を目指すのではなく、地元の人々が集い、笑顔を取り戻せるような場所を作りたいという思いから、私たちはオープンガーデン作りに取り組むことを決意しました。
単に作るだけでなくSNSを通じて発信することで、被災地の現状や復興の過程を
より多くの人々に伝えることも大きな目的の一つでした。
大雨の際、私たちは急遽避難所を設営する必要に迫られました。時間との勝負でしたが地域の安全を守るため、必要な物資を集め、短時間で避難所を整え、市民の皆さんが安全に過ごせる環境を準備しました。

その過程をTikTokでリアルタイムに発信し、避難所の場所や状況を市民の皆さんに迅速に届けることができたのは、大きな成果でした。SNSの力を活用することで、普段テレビやラジオでは届きにくい若い世代や、情報収集にスマートフォンを使う方々にも必要な情報を伝えられたと感じています。
完成したオープンガーデンで復興ドラマ上映

※実際の写真
私たちは輪島市の高校生と力を合わせ、市民の皆さんに少しでも心を休めていただける場を提供しようと、路上復興映画イベントを企画しました。このイベントでは、同じように震災を経験した岩手県で制作された作品、「岩手復興ドラマ」を上映しました。
映画を通じて、震災の悲しみや苦しみだけでなく、そこから立ち上がる人々の強さや、未来への希望を描いた物語に多くの方が感動し、復興への思いを新たにしました。