【2024年 能登豪雨の記録】
1時間に120ミリの大雨、静かに広がる被害
2024年の夏、能登半島は記録的な豪雨に見舞われました。
特に輪島市では、1時間に120ミリを超える激しい雨が降り続き、土砂崩れや冠水が相次ぎました。
道路はふさがれ、地域によっては孤立状態となり、不安な時間が続きました。
その中で、僕たちは輪島中学校を避難所として開設しました。

はじめは数人だった避難者も、次第に増え、濡れた衣服や靴のまま体育館に集まる人たち。
限られた物資と情報を頼りに、できることを一つずつ進めていきました。
「今、何が必要か」「どうすれば落ち着けるか」その場にいる全員で考え、動いた時間でした。
あの時の経験から、災害はいつ起きてもおかしくないということ、そして備えることの大切さを実感しました。
この出来事は、今も僕たちの中にしっかり残っています。
そして、これから能登を訪れる皆さんにも、その記憶の一部、経験をお伝えできたらと思っています。
